「まるで漫画みたいな話なんだけどね、
透志朗は所謂不良で、暴走族なんかを潰してたんだよ」



族潰し‥

そんな人が会長、



「透志朗の武器は、ナイフとかじゃなくて情報だったんだ」



情報、
「つまり‥ハッカーですか?」



「ハッカーて訳じゃないんだけど、まあ同じようなものだよね」



苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる相馬さん



「それで、ただ1度だけ学校のパソコンにハッキングした事があったんだ。

それが、生徒会のパソコンだった」



ますます分からない、
どうしてそんな人が会長なんだ



「あ゙ーっ」


「難しかったかな?」


「いや、面倒くさくなってきた」



人の過去は知るものじゃないのかもしれないな‥