「だから最近の事は僕も知らないんだよね」
だんだん頭がこんがらがってきた。
ノーネームは会長で
でもそれを相馬さん以外は知らなくて、
気づいたら謹慎解除されてて‥
あーヤバい、
容量オーバー。
一度落ち着く為に息を吐き出し
再び相馬さんに視線を投げかける
「あのさ、」
「なぁに?」
正直言うと俺は文才がない
だから質問もバラバラで
答えてもらってるのは助かるんだが
疑問が増える一方だ。
「とりあえず、
ノートにまとめていいか?」
「どうぞ」
優しくふわりと笑う相馬さんは
本当に王子様のようだ、
外見以外は。