居場所を告げてもう一度目を瞑った。


眠気はとっくに冷めてしまった。


特定の人物の頭の中に話しかけるのって、疲れる。


そして、その分目が冴えてしまった。




「はぁ…」




ため息をひとつついて、外に出る。


外には星空が広がっていた。


夜で明かりが消えているせい…かな。


無数の星が輝いている。


綺麗だ―


星座なんて分からないけど。