と言葉を伏せてみる。


昔の思い出が頭を過る。


もう空は赤くなっていた。


昼過ぎに出てきた家。


いつの間にか夕方になっていた。




「早いねぇ。やっぱまだ冬なのかな?」

「さあ?春と冬の間って感じ。」




俺たちは3人で空を見上げた。


赤い空。


血みたいだ...
とグロいことを考えてしまう。


そして少しだけ後悔する。


夕焼けが美しかったから。