家族も大事。


俺は欲張りかな?




「あ、ユメだ。」




突然そう言ってタクミが立ちあがった。


そして、大きく手を振る。




「おーい!」

「...わっ!」




いきなり現れたタクミの手に驚きながらも、ユメは笑顔で駆け寄ってきた。




「久しぶり!」

「...だなぁ。」

「光?...うわぁ、超大人っぽくなってるし!」