あたしは遠慮のない言葉に悲しみ、
自分の容姿を恨み、
ただ泣いただけだった。


笑美と、刹那と劫はあたしを守ってくれた。


笑美はずっとあたしの傍にいて、あたしをからかう人に言い返してくれた。


刹那と劫も。


2人は、力も使ったけど。


でも、本当に2人は優しいから。


あたしは、刹那と劫という兄が持てて、本当に良かった。


そんなからかいの言葉も、あたしが小学校3年生の時に終わった。


...どうして終わったんだろう?


その記憶はない。


思い出そうとした。


頭に衝撃が走る。