この街には不似合いだった。


いくらこの街が発達していて、
ロボットが出回っているとしても。


あのロボットたちの動きは、周りの人達の興味を買っている。


そのロボットたちの列が渡り終わると、みんなはまた普通の生活に戻って行った。


みんながロボットに目を奪われたのは、一瞬だけ。


...だけど、あたしは違った。


なんだか、怖くなった。


何が起こるんだろう。


今、この国ではまた戦争が起きている。


あたし達は全然関係ないけれど。


軍が戦争を行っているだけで、この島には関係ない。


あたし達はただ普通に暮らしていればよかった。


知らないふりをしていればよかった。