「刹那は、何であの絵が好きなの?」

「だって、あんな空があったら、いいじゃないか。
宇宙にいるみたいでさ。神秘的っつうの?」




刹那が言う事はいつも難しい。


あたしには理解できないような頭の働かせ方をする。


きっと、あたしは一生刹那と同じ考え方は出来ない。


だから刹那の意見はずっと参考になると思う。




「よく、分からないな。」

「...じゃあさ、埜亞はあの絵を見て、なんて思う?」

「あたし?うーん...」




少し考え込む。


あたしにはどう見えるのかな?


あの青―
何だろう。