閉めたはずの入り口の所が開いている。


…ん?


体を起こして眠い頭を起動させる。


ユメがいない―


俺は昨日のユメの不審な行動を思い出して、起き上がった。


靴を適当につっかけて、外に飛び出る。


外をキョロキョロ見渡していると、ノアが慌てて出て来た。





「どうしたの!?」

「ユメがいねぇんだよ…」

「え??」




ノアの顔が青ざめていく。