それでも…


俺たちは自分たちで自分たちの未来を切り開いて行く。


自分で切り開いたんだから…
後悔はしない。


後ろばかり見ない。


ちゃんと前を見据えて、生き残ってみせる。

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暗い森の中を歩いて、どれくらい経っただろう。


肌寒い。


何かが出てきそうなほどの暗さ。


本物の闇だ。


初めて感じた暗闇に対する恐怖。


一緒に歩いているはずの仲間の顔さえうまく見えない。


月明かりと星の明かりだけを頼りにして歩く夜。


それは心細くて、不安で胸が押しつぶされそうだった。