彩芽と秦は本当お似合いだもんね!
このまま行けば結婚だよね☆
いいなぁ。
うらやましい。
「聞いてる?」
「あっ、えっとなんだったっけ?」
彩芽の話し聞いてなかった。
ごめんね?
もうこんなふうに一緒にいられないのに。
私何やってんだろ。
「秦がこの前私にね、」
私の耳もとで彩芽が…
「まじ?」
「うん!私もびっくりした」
耳もとで言った言葉は
“俺と結婚してくれ”
だって。
プロポーズじゃん!!
秦よく頑張ったな。
すごいよ。
「返事はもちろん?」
「OKに決まってるじゃん」
うゎ!
さすが私の親友だ。
彩芽は小さい頃からもてててたよね。
告白なんて何十回ある事か…─
「咲弥はまだ?」
「まだってかキスもしてない」
「はぁ!咲弥のやつ何考えてんだろう」
私はそういうの苦手だからちょうどいいけど。
周りはみんなしたって聞くし…