『うん…ありがとな?』



美紅ちゃんは首をかしげ「じゃあね」って教室へと戻って行った。

美紅ちゃんは絶対咲弥と付き合ってほしい。

なんか、観てると、応援したくなるんだ。



『~んと…何処行こかな?』



~んと背伸びし、ブレザーの裾を捲った。



「す、空賀くん、好きです…」



いきなり告白して俯いたままの女の子。

はっきり言って、見たことのない子だ。

顔が真っ赤になっている。

黒い髪が胸まであり、ピンクのピンをしている。

この子なら俺と一緒にいてもいいかもしれない。

周りは女の子は“秋斗様”とか呼んでくるのに、この子は様をつけなかったし☆

正直様付けは嫌いだ。



『いいよ』

「本当?」



顔を上げた女の子のリボンは赤色だった。

つまり同級生。

この学校は1年事にネクタイの色が変わる。

ん?よく見ると可愛いじゃん。



『嘘ついてどうすんだよ!』



そういいながらsmileする。

すると女の子もにっこり微笑んだ。


そして、軽く会話して、一緒に周った。


彼女の名前は翠 舞梨(ミドリ マリ)



今日から俺は変わった。


秋斗side E N D