「ねぇ璃音…」

急に、愛理がしんみりとなった。

「どっどうしたの?」

愛理がしんみりなることなんて滅多にないから驚いた。

「ゎ…私ねイケ神の一人好きになっちゃったの」

「イケ神!?」

私は、びっくりした。

「うん…」

「そ、そっか…」

イケ神とは、イケメン神山兄弟の略。

私は興味ないけど。

イケ神は、彼女を作らない。

ぜったい。


「前途多難…」

苦笑いしながらいう愛理は、恋する女の子だった。