‘さてお次は、イケ神兄弟がプロディースしました。

 璃音さんです!”


 ついに私の番が…。

 「頑張って来いよ」

 五人が背中を押してくれる。

 よしっ!変わろう!

 私は、舞台の真ん中に立った。

 「マジ!?超可愛くね?」

 「あれが璃音ちゃん?」

 こんな声がひそひそと…。

 「え、、えっと、、り、璃音でしゅ!」

 か、噛んだぁぁ!

 は、恥ずかし…。

 「ありがとうございました」

 舞台から降りた後たくさんの人に囲まれて質問攻め・・・。

 「彼氏居んの?」

 「璃音ちゃん超カワイーじゃん!」

 「私も璃音ちゃんみたいになりたぁい」

 私は、戸惑って上手く話せなかったけど急に友達が増えて嬉しかった。

 「帰るぞ璃音」

 こ、空夜!?

 「う、ん」

 ぎこちなく返事を返す私。

 「後の四人は?」

 なぜかここには空夜しかいない…。

 「先帰った」

 「そっか」

 珍しいなぁ…。