そして、健也が
「2礼・・・2拍・・・」
と言いながらお参りをした。
私は「はいはい」とか言いながら、「拓也との時間がもっと増えますように」とお願いした。
もちろん、健也には秘密!
拓也はなんてお願いしたんだろう。
横にいる拓也を少し目を開けチラッとみると、目をつぶってしっかりお願いしていた。
私と同じことを願ってたらいいな♪
そう思ってた時に拓也がこっちに気づき、目があった。
そして拓也がニコッと笑った。
わー自分でも顔が赤くなるのがわかる。
気付かれないようにちょっと下を向く。
と同時に
「1例!」
と健也が言い、
「帰るか!」とつづけた。
『うん』
と言って、拓也に顔が見られないように斜め後ろに向いた。ちょっと不自然だったけど(笑)
そして、4人で団地へ帰った。