普通少年とツンデレ少女。

告白。

『おぉぉい!お前!』
急に超ツンデレな幼なじみに声をかけられた
「ん〜?どした?」

ふいと幼なじみを見ると顔が赤くなった。

『今からあたしの言うことを反対の意味でとって!いい!?』

「は?うん」

『あたしはね!昔からお前をずっと見ていない!かっこいいなんて思ってない!』

なんなんだ。
嫌いと言いたいのかコイツは。

『彼女が出来たときショックなんて受けてない!別れたときやったとか思ってない!』

…あ。
反対だ。

『つまり…つまり…』
「うん、つまり?どうしたの」

オレが聞くと真っ赤になった。

『だから!分かれ!バカ…///』

「ううん、分からないちゃんと言って?」

『あ、あたしは…』

「お前は…?」

『お前が大っ嫌いだ!ずっとずっと昔から!大嫌いだ!大きら…』
ぎゅう。
幼なじみを抱き締めてやった。

「うん。オレもお前のこと大嫌いだ。ずっと昔から」

ビクッと幼なじみの体が揺れた。

「…反対。大好き♪」
『ふぇ…?っ…!』

きゅぅとオレにすがり付く幼なじみ。

『あたし…お前、好き…///』

「うん。オレも。」

『ずっと一緒にいていいの?』

「もちろんでしょ?ずっと、お前の傍に居るから。」

抱きしめている幼なじみを離した。

『へ…?』

「ずっと一緒に居てくれるよな、お前も」

『うん…ん!?』

返事を聞いてすぐに幼なじみの口にキスを落とした。

それは甘くて濃厚な。

普通少年とツンデレ少女。告白編
(嫌いは好きの裏返し)