side紫音


初デートの前に仕事が入っていた。
早くおわんねぇかな…。
俺は何度も時計を見る。
｢紫音お疲れ。もう帰っていいぞ。｣
よっしゃ！！
｢と、言いたいところだけど、雑誌の撮影が2つ入った。だからまだ帰んな。｣
マジかよ…。
俺は電話しようとケータイを開いたら充電切れとなった。
ついてねぇな。
仕事が終わったのは1時。
さすがに待ってねぇよな。