その後 私とハルは 駅前にあるカフェで 適当に時間を潰して帰った。 部屋に帰って夕食を作っていると 携帯が鳴った。 “明日、二人で会いたいんだ。いい?” ケイからだった。 何年ぶりのメールだろう。 ケイが私のアドレスを 消していなかったことが 嬉しかった。 “うん” とだけ返事をして 携帯を閉じた。 その日の夜は 緊張して眠れなかった。