ムカつくっ…!



返してよっ!


あたしのファーストキスーっ!!!!!






「…なっ、何すんのよ!?」



「キス」


何事もなかったように平然と答えられた。




「…返してよぉ…あたしのファーストキスぅ〜……」







こうして今日ヤンキー青弥の彼女となったあたしは、


呆気なくファーストキスを奪われ、資料室にはあたしの泣き声が放課後までこだましていた。