「……ちょー焦った」




「え?」


あたしと青弥の間に風が通り抜ける。



人、一人分の距離。





「佑が…あんなこと言うから」




「…ぁ、あぁっ!」


どう返して良いんだかが分からなくて、とりあえず相槌を打った。