「どういうこと?」




「青弥の今までの彼女は、いつも青弥の顔目当てだったんだよ。
自分の株が上がるからなのかな。
少し俺が誘うだけで、みんなすぐ俺にのりかえた」



え…………?




「俺がさ、女を泣かせるって言う噂があるらしいけど…。
それ全部、青弥の彼女のことだよ」


そう言って、嘲笑うかのように笑う佑くんは今まで見た中で一番冷たく見えた。