「この子が青弥様とキスしてるのを見たって!」


そう言われ前に出て来たのは、少し髪がふわっとしている小さい女の子だった。

思わず、茶色がかったふわふわのロングの髪に触りたくなった。



これは間違いなく、男子受けの良い容姿。


そして口調だった。




「…ごめんね、見るつもりはなかったんだけど…」


申し訳なさそうにあたしを見つめる上目遣いにグッ、ときた。



同性にドキドキするなんて……!