「…や、やめてっ!」


覆いかぶさる女子を必死押し返す。




さすがにクラスメイトもただ事ではないと思い止めに入ってくる。




「このっ…!」


あたしの胸倉を掴む手に力が入った時……






『…ちょっ止めて下さ…』

教室のスピーカーから漏れる放送委員の声。




『…おい、よく聞け』


青弥の声……?



一気に教室は静止に陥った。