救急車で運ばれたさくらちゃん 入院して、三日が経った。 まださくらちゃんは目を覚まさない。 「・・・・・っつ、ここはどこだ?」 「さくらちゃん?さくらちゃん目を覚ましたの?」 僕はうれしくて、さくらちゃんにだきついた。 ・・・・・・・・・・でも 「あんただれ?」 さくらちゃんの記憶の中にぼくたちはなかった。 お医者さんがいうには 一部の記憶だけが無くなっているという話で、 かけた記憶は僕たち4人の事だった。