「どうしたの?急に」


いきなり言うからかなりびっくりしちゃった。思考が追い付いていかない。


「昨日は沢山人がいたし、ちゃんとした返事が聞けなかったからさ。改めてきちんと聞きたくて」


「そっか………。私は、勇真君と結婚したいです。私も勇真君がいなきゃ駄目だから。
私も15だから結婚出来ないけど……。


でも、絶対結婚しようね!約束だよ!」


私はニッコリ微笑んだ。そしたら勇真君も微笑み返してくれた。


観覧車が下に着いて降りた。


「今日の1日あっという間だったねぇ」


「でも、かなり楽しかったな」


「うんっ!!また行きたいね」


「また行こうな」


遊園地を出て電車に乗る。今日はほんとに楽しかったな。勇真君にまたプロポーズされるとは思ってなかったけどね。