「り・・・ょ・・?」



確かに莉世の声がした。



「椎花ってさ、うざいよね。」




「っ・・!?」




まただ。
またあたしの悪口を言ってる。小学校の頃と同じだ。



その声の聞こえるもとへ行った。
そこには莉世とクラスの友達がいた。




「でも、二宮さんといつも一緒にいるじゃん。」




そうだよ。いつも一緒じゃん。二年間も一緒にいたんだからそんな簡単にあたしを裏切るわけがない。




泣いているときも

寂しいときも

どんなときもいつもあたしのそばにいてくれた。



信じてる。