時々チラチラと、ツボミ君を見た。

お客さんと楽しそうに話している。

それを見て、急に怖くなった。

そう…

私はツボミ君にとって、たくさんいるお客の一人…

ただの…

一気に気持ちがしぼんでいく。


ダメだ
ダメだ


そんなこと、初めからわかってることじゃない。

せっかく決心したんだから。

クリスマスプレゼントだって、あんなに選んだんだから…