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しばらく泣いた後、落ち着いた私はトイレを出た。
やっぱり。
謝らなきゃね、、長谷川君に。
こんな風に逃げてばっかじゃ駄目なんだ。
男の人からも。過去からも。
「おっ♪いいのいんじゃーん!!こいつでよくね?」
「だな。連れてこーぜ」
だ、誰っ!?
一人で帰る途中で、呼び止められた。
金髪で、ピアスを何十個もあけてて、、みるからにヤバそうな2人組に。
「な、なんですか!?」
「俺らさぁ〜暇なんだよね。だからー俺らの遊びに付き合ってよ?」
ヤバそうな男はそう言うと私の腕を掴み、近くにあった黒のワゴン車に無理矢理連れ込もうとした。
「っ!!嫌ッッ――放してぇー!!いやぁっ!誰かっんん……」
男はうるせぇと言うと、手で私の口を塞ぎ
私の体ごと持ち上げた。
いやっ!――
助けてっ………
誰か!!誰か!!
長谷川君っ―――