「それに!毎日毎日、会いにくるのもやめてくんない!?私はあんたなんか大嫌い。
この先あんたを好きになることなんて絶対にない!!付き合うなんてあり得ない!!」


机に座って読書していた私は、勢いよく立ち上がり
言った……っていうより叫んだ。


「そんなの、分からないじゃないっすか!未来なんて誰にも分かんない!!
俺は!!可能性が1%でもあるなら、それにかけたい!未来を信じたい!!
過去ばっか見て“あー私なんてどうせ”って!“私なんて誰にも愛してもらえない”って考えてる、真由先輩のがよっぽどっ――!!」


私に負けず、叫ぶように言っていた長谷川君は
そこまで言うと、しまった!という顔をしてやめた。