「ちょ、ちょ、ちょっと待って!!知里、二股する気!?」


そだ……
竜斗、まだ勘違いしてるんだった。。。
はははっ!!
けど、竜斗口パクパクさせてる。
面白いかも♪
うち、なんか変な方向にいってない?


「違うよっ!!竜斗はうちがそんな事をする奴だと思ってんの!?うちは竜斗が好き。昨日、先輩から告白されたのは本当だよ。だけど、振ったよ。竜斗が好きだから。大好きなんだよ。///はあ……。本当に、竜斗の方がよっぽど鈍感だよ」


「……本気で……本気で本当?」


「うん。うちは、竜斗のことが好…キャッ」

気付いた時には、竜斗の腕の中だった。


「やっと……やっと…捕まえたあ。。。」


「竜斗……」


「俺も、知里が大好きだよ。もう、離さないから//」

そう言うと竜斗はもっときつく、ぎゅーっとうちを抱き締めた。


「うん。約束だよ」




その帰り道。

竜斗はうちの事を心配してくれて、結局打ち上げには行かなかった。

辺りはもう真っ暗だった。だけど、それもうちにとっては好都合で。

竜斗と一緒に帰ってる。
いつもの事だけど。