「お、俺は!!お前の事が……知里の事が、す、好き……なんだよ」
「……えぇっ!?」
「はぁーー。。。さっき、知里が先輩と話してたから……何話してんのかなって。先輩と知里は付き合ってんだから、話すのは当たり前なんだけど気になったんだよ!!それに、先輩とすれ違う時に“意地はんな”って言われたし」
さっきの竜斗の言葉が信じられなくて、ほとんど放心状態だった。
竜斗がうちの事を好き?
嘘……。
信じられないよ―――
竜斗はリンゴみたいに赤い顔で…
こんな竜斗を見るのは初めてで…
うちは今夢でも見てるのかな・なんて思ったりして。
「――――ち――と――――――ちさと!!おーい」
「わぁっっ!!!」
我に返ると、目の前に竜斗の顔があってびっくりした。
「わあっじゃねーよ。人の話聞いてる??俺、一世一代の告白してるんですけど」
竜、竜、竜斗が膨れてるーー!!
やばい、可愛いかも♪
いやいやいや。
そうじゃなくて!!
返事。そう!返事しなきゃね!
「りゅ、竜斗。うちもうちも竜斗が好きだよ。大好きだよ。竜斗。うちと付き合ってください」
「…………えぇ!?!?」