うちが昨日、竜斗の事が好きって言ったところを聞いたの?って聞こうと思ったのに、遮られてしまった。
どうやら聞かれてはないみたいだけど、、、何か勘違いしてる?
「竜斗、うち…先輩の事は……」
「俺、本当にお前らの事応援してたから、、、俺も嬉しいよ!!ほんっとに、おめでとう!」
「えっ……」
「で、でもよ〜〜なんで俺にすぐ言ってくんないんだよ〜〜!俺等、一応友達だろ?お前の恋を応援してた一人なんだから」
竜斗は、ははっと笑いながら言った。
イチオウ…トモダチ?
……オウエン?
その瞬間
私の決意は見事に崩れていった。
友達…応援…友達…
ははっ……。そっか。
竜斗にとって、うちはただの友達。
そして、私の恋を応援してくれてた一人なんだ。
それ以上でもそれ以下でもないんだよね。
だから………だから、例えうちがどんなにあがいたって、私が竜斗の隣に行くことは出来ないんだ。
友達……だから……。