「…はぁー。。。帰るの一回断られたくらいで何よ!?そんな事で落ち込んでたら、この先やってけないよ?」


みっちゃんはいつものように、飽きれたように言う。

「そんなんじゃない!!いや、、、それもちょっぴりあるけどさ……様子がおかしいんだもん」


「今日話すって言ってたじゃない。なのに、また引き延ばすつもり?」


「だって!嫌そうにしてたし!!ムリ言って嫌われるの怖いし……」


ペチッ。

「もう!!バカ公香!!」


みっちゃんは両手で私の頬を軽く挟むように叩いた。

「っ?…なんで?」


「ちょっと突っ込まれたくらいで諦める方がおかしいよ!!自分の想い伝えたいなら、素直になりな。ちゃんと言葉にしなきゃ伝わんないよ!?そんな風じゃ、いつまで経っても告白なんて出来ないねっ」


「……みっちゃん」


みっちゃんは私の頬を両手で挟んだまま、真剣な顔でそう言った。


「そうだよね……。私根性なしだ。嫌われるの覚悟でも、しっかり言わなきゃね!!啌君鈍いもん。なおさらだよね」


「うんっ!!んー…それは公香も言えないと思うけど…」


「へ?何?」


「んーん!!何でもない!頑張りなよ〜??」