なのに、こんな風になっちゃって。
もうきっと、友達になんてなれない。
話す事さえ、出来ないかも知れない。
目を合わすことさえ、出来ないかも知れない。
「うぅ……いやぁー…竜斗……これ以上離れちゃったら、見えなくなっちゃうよ………戻ってきてよぉー!!うぅ〜〜……」
戻ってきてじゃないね。
離れているのは、うちの方だもん。
近づきたいのに……
もう遅いよね……
ごめんね?竜斗……
うち、バカだから。
いつも自爆しちゃうんだ。
もう竜斗の事は考えない。
なんて決心してもきっと、またすぐに破っちゃうから。
もう決めない。
まだ竜斗が好きだよ。
まだ見つめてたいよ。
まだ考えていたいよ。
だから。
その想いを、無理には押し込めない。
静かに、貴方に迷惑かけないように、うちは静かに貴方を想う事にするよ。
この自分の想いを、大切にする事にするよ。
もうきっと、竜斗はうちを嫌ってると思うけどね。