優也は悲しそうに
笑ってた。
それから、何かを決意したように私を見て言った。


「そうだよね。真由ちゃんの言う通りだよ。うん、オレ頑張ってみるよ!時間はかかるかも知れないけど、お袋にオレの事を思い出してもらえるように」


「優也っ―うんっその意気だよ!私も出来ることは手伝うからね」


「ありがと、真由ちゃーん!」


優也は太陽のような笑顔を見せてから、私に飛び付くように抱きついてきた。


「えっ///ちょ、優也!?///」


「わぁっ!!ごっごめん、なさい///」


自分のしてる事に気付いた優也は、恥ずかしそうに頭を抱えて反省してた。


「ぷっ。ははっ優也、顔真っ赤だよ」


「う、うるさい、真由ちゃん!///」


優也の挙動不審な行動に、思わず笑っちゃったら、やっぱり優也は顔を赤くしたまま、恥ずかしがってた。


お互いの小さい頃をしってるからか、私達はそういう事にめっぽう弱くて。

まだ手すら、繋いでないんだ。