「どうしてまた喧嘩なんて?知里達は、気持ち悪いくらいラブラブなのに」


「気持ち悪いって!うーん……喧嘩っていうよりは、うちが勝手に……ま、そんな大した事じゃないから大丈夫だよ。心配してくれて、ありがとね」


「そんな、簡単そうには見えないけど……ホントに大丈夫?」


真由は、眉を曲げて心配してくれた。


「うんっ!ホントにホントに大丈夫!」


「なら、いいけど。。。何かあったら言ってよ?今更私達に気なんて使わなくていいんだからね?」


「ありがとね、真由………。じゃ、うちそろそろ部活行かなきゃ」


「あ、そか。頑張ってね!早く竜斗君と仲直りするんだよ?」


「うんっ♪頑張るよ」


それからすぐに真由とわかれて、部活に向かった。


真由に、ホントの事を言わなかったのは、心配かけたくないからっていうのもあるけど、ホントに悩んでるんだっていうのを見せるのが、恥ずかしいと思ったから。

こんな事を思うって事は、ホントに真由達に心を開けてないって事なのかな?