――――――――――
だけど……そんな決意もむなしく、あの日から約1ヶ月も経ってしまった。
なかなか竜斗と話すタイミングが掴めず、ズルズルと今日に至ってしまったんだ。
勇気だしてよ、うちっ!!
だけどね、うちが竜斗の事避けてるのも悪いけど、竜斗の方も、うちと話そうとしないの。
前までは電話もメールも、毎日のようにしてたのに今じゃ、目も合わせてくれない。
もう、うち達はダメなのかな。竜斗はやっぱり、歩奈美さんと…………
って、ダメダメ!!
何弱気のなってんの、自分!
そんなのあり得ないもん!あんなに仲よかったんだし、そんな事絶対無いよ!
もぅバカバカ〜〜〜〜!!
「ね、ねぇ知里?大丈夫…?」
「へっ!?」
その声に気付き、ほの方を見ると、真由が引きつった顔でうちを見てた。
ボッ///
恥ずかしさのあまり、顔が真っ赤になるのか自分でも分かった。