「えー、いよいよ明日が3年にとっては最後の試合だ。今までの〜・・・」
顧問の長い話が終わり、皆それぞれに帰っていく。
「潤!!!明日、頑張ろうな。俺等のチームはお前と竜斗が全てなんだから」
関谷先輩と同じ3年生の先輩がいう。
「何いってんだよっ!!
お前等がいるからこそのチームだろっ!!全員で頑張ろうぜ!!」
こんな会話を聞いているとやっぱり、関谷先輩と竜斗は凄いんだな。
なんて、改めて思ってしまう。
「ちーちゃん!!行こっか!!」
「あ、はいっ!!」
関谷先輩に言われて、2人で練習を始める。
って言ってもうちは何も出来ないから、残っていたマネージャーの仕事をするだけなんだけどね。
マネージャーの仕事も全て終わり、関谷先輩の練習を眺めていると…
「ちーちゃん。あのさ、、話したい事があるんだ」
練習をやめ、うちの方にあるきながら、いつもより1トーン低い声で言う。
どうしたんだろう…
「はい。なんですか?」
真面目な先輩の顔に
私も真面目に答える。
「あの…さ。俺、、、えっ……と…」
珍しく、先輩が言葉を詰まらせている。それになんだか、顔…赤い??