それは………
里香子ちゃんと、彼女を取り巻く同感者。
みんな、部屋に入ってくる私とみっちゃんを睨みながら、コソコソと何かを話してる。
正直……気にならなかった訳じゃなかった。
それを見るたび、チクチクと胸が痛んだし。
それに……私だけなら
まだしも私の見方をしてくれてる
みっちゃんまでもが
無視されちゃってるんだ。
私は、まだみんなに誤解されたままだし。
はっきり、色目なんて使ってない!!!
って言えればいいんだけど。
私が啌君の事を好きになっちゃったのは、事実だから。
そんな風に言えない私がいた。
このままでいいなんて、思ってる訳じゃないんだけどね。
ポトッ。
ぼーっと、右耳から入っては左耳から抜けていく
英語の単語を聞いている時、私の机の上に丸められた紙くずが飛んできた。