「っでも!
それは絶対ダメだよ!!
竜斗君も知里と二人で行きたいはずだよ。
それに初めてのデートなんでしょ?
私はその日、用事ないから全然大丈夫」
「何言ってんの♪
真由は優也君と行くんじゃない。
ダブルデートしようよ!
真由も優也君とデートした事ないでしょ?
付き合ってるのに」
すると真由は、何秒か黙った後
「は、はい?
何言っちゃってんの!
付き合ってる訳ないじゃん///」
…………え!?
だって前電話で、、、初恋の相手だって。
「もう付き合ってるんだと思ってたんだけど!
嘘でしょ?え?え?」
「ハハッ。
付き合うだなんて。
私、優也の事好きじゃないよ」
……真由は、真由は、ホントに鈍感なの?
うちはこの時、真由に男運が無い理由が少しだけわかった気がした。