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うちの家の近くにある公園に来た。
「ホントひでぇよなぁ。
彼氏の事突き飛ばすなんて」
竜斗は、はぁ…とため息をつきながら言った。
「ひぇーん…ごめんなさぁーーい」
うちが半泣きで謝ると、竜斗はふっと優しく笑った。
「まっいいけどね。
だって、知里の本音聞けたし♪」
「なっ///
べ、別にあんなのっ深い…意味はないんだから!」
うちは恥ずかしさを隠す為に強気で言った。
案の定、赤面だったろうけどね。
「へぇ〜〜??
じゃあ、祭りいくのやめてもいいけど?」
竜斗は“祭り”の部分をわざと強めて、何かを企んだ少年のように微笑んだ。
「〜〜〜っ!
ぅそだよ……」
「え、なに?
聞こえなぁーい♪」
竜斗……!
完全にうちの事
からかってるし!