いつも友達に気ぃ使って…いつも何もないとこでつまずいて…
いつもいつも…怒ってて。いつもいつも…うるさくて。
だけど…いつもいつもいつも―――――笑ってて。
いつの間にか、目が離せなくなってた。 ――――公香って女から。
俺が女の事を意識したのなんて初めてだから
初めは何か分からなかった。
だけど、あいつの事見てるうちに気付いたんだ。
俺はっ―――――あいつ（公香）が好きだって。
だけど、公香は気付いて
ないんだろうな。
公香が俺の名前呼ぶとドキドキする事。
公香が笑うたび、俺の顔が熱くなる事。
そんなのは全部、あいつが初めてなんだ。
自分が自分でキモい。
こんなふうに誰かを好きになるなんて、あり得ないと思ってたから。
恋愛なんかでぎゃーぎゃー言ってるやつ、バカらしいと思ってたから。
