なによ……なによ、なによ、なによ!!


こっちがせっかく素直に謝ったのにっ!!

なんなのあの態度っ!!


「こーくんのばぁかぁぁ!!!」


私は我を忘れてフロントの目の前で
大声で叫んだ。


当然、周りの人達に大注目を浴びてしまった。


「はっ!///」


私は我に戻り、そそくさと走って逃げた。


はっずかしぃー/////





――――――――――

「あっ公香。
どーだった?」


部屋に戻って、みっちゃんは第一声にそう言った。


「火に油…注いじゃった感じ?」


私はそう言って、へへっとお得意の苦笑いをした。


「はぁぁぁ!?
何やってんのよあんたはぁ!!」


みっちゃんは眉間にシワを寄せて、怒鳴り付ける。


「だってぇー…」


「だってもくそもなぁーい!!!」


「ごめんなちぁーいぃー…」


「やっぱり公香は恋愛ベタだったかぁ」


みっちゃんは、腕を組んでうんうんと残念そうに下を向いた。