そう言うと、みっちゃんはうるさいっなんて言ってたけど。
そんなのきーこえなぁーい!!
何はともあれ、これでまた親友に一歩近付けたね。
ありがとうね、みっちゃん。
―――大好きだよ。
―――――――――
だけど………この日は結局、啌君のところに謝りには行けなかった。
里香子ちゃんの事がひっかかって。
啌君に彼女が居たこと…
正直、少しだけショックだった。
啌君は、カッコいいし、頭もいいし、優しいし………
だからそんなの当たり前なんだけど。。
きっと付き合ったのは里香子ちゃんだけじゃないと思う。
私バカだな。
今さら何を思ってるんだろうね……。
彼女でもないのに。
人は恋をしたら、こんなふうになるんだね。
どんどん自分が欲張りになってく。
自分だけを見てほしいって。
他の子は見ないでって。