私が話してる間、みっちゃんは意外そうな顔をしながら聞いていたけど、私が話し終わると小さく笑った。
「公香が………本当の気持ち言ってくれたの、初めてだね。
あたし、公香にあんなひどいことしたのに
まだ友達だと思ってくれんの?」
意外だった。
もっと何か、偉そうに言うんじゃねーよ!
くらいに言われると思ったから。
「もちろんだよっ!!
言ったでしょ?
親友になるには、喧嘩が不可欠だって。
喧嘩しない友達とは、一生本当の親友なんかになれないよ」
「そうだね……。
ごめんね公香。
あたし………公香の事大嫌いなんて思ってないよっ。
大好きだよ。
………正直。
プリンスと公香の姿見たときは、ショックだったけど。
だけど、あたしは絶対にプリンスとは付き合えないって、初めて話した時に分かってたから」
「…え?
どうして?」
「プリンスと二人きりで話した時、少しだけ体使ってみたんだ。
キス…しようとした。。。だけど、ダメだった。
あたし、キス拒まれたの初めてでさぁ………その時点でもういいやって思ったんだ。
面白くないって」