――ダメっ!!
――負けるなわたし!!
――大丈夫だから!!
「わ、私はあるの。
嫌なら、これが最後にするから聞いて?
お願い」
するとみっちゃんは、はぁと一つため息をついてから私のそばに歩いてきた。
話をしてもいいって合図だよね。
「昨日、みっちゃんに友達なんかになるんじゃなかったって言ってごめん」
「………別にどーでもいいし」
また。
白けた返事が返ってきた。
「そか…。
けど、私が撤回したかったから。
みっちゃんは私の事、親友なんて思った事一度もないって言ったよね?
それって、本当に本心なの?」
「…………だから、そうだって言ってんじゃん」
うざそうな態度を出して言う、みっちゃんだけど私は分かった。
その瞳の奥に、何かが隠されてるって。