ダメだって分かってたんだ。
それに…私が人を大切に想うなんて――
そばに居たいって思うなんて――
啌君を……………好きになるなんて――
ありえないと思ってたから。
「あんたってホントに最低だね」
「っ!なんでっそこまで言うの!?
私達…親友でしょ!?
どうしてっ―――」
「バッカじゃないの?」
「…え?」
「あたしはあんたの事、親友なんて思った事一度もないよ!
あたしは最初っから、きっ――あんたの事なんて大嫌いだったんだよ!!」
「……ひどいよ――
ひどいよみっちゃん!!
私は…私はずっとみっちゃんの事大好きだったよ!
優しいとことか、明るいとことか!
私はみっちゃんといるだけで、嫌な事とか忘れられたのに――」
「そうゆうのがうざいって言ってんの!!
大好きとか、親友とか
キモいんだよっ!!!」
「……。
みっちゃんなんか……もういいよ。
みっちゃんなんかと友達になるんじゃなかった」