だけどもう六年の月日が経ってて……。
一つ年上だから、高一か…
てか、オレの事覚えてんのかな?
その前に、オレ……死んでる事になってるし―――
それから毎日、色々考えた末決意した。
「じいちゃん、ばあちゃん。オレ………前の家に戻るよ!!」
「………へ?」
じいちゃんもばあちゃんも絶句していた。
けれど、じいちゃんは少し悩んだ末、言った。
「中学を卒業してから。
そして、きちんと高校に進学しなさい。
それが条件だ」
「なっ――ちょっと、おじいさん!」
ばあちゃんは隣で口をパクパクさせていた。
信じられない・そう顔に書いてた。
「ありがと、じいちゃん!!」
その日からオレは真由ちゃんを探し続けた。
そして、1月。
「み、見つけたぁー!!」
インターネットを見ている最中、“とある看護科の生徒の病院実習”と書かれたページにナース服を着た
真由ちゃんが写ってた。