その次の日。
隣の家は空っぽになった。
お母さんは、落ち着くために引っ越したのだと言った。
優也は私とお城を作った日、帰りにおばちゃんとスーパーに行った。
おばちゃんが、買い物をしている間、優也は暇だったのか外にでて1人で遊んでた。
目の前にスズメがいるのを見つけた優也は、飛んでいくスズメを追いかけ
大きな車道に飛び出した。
その時―――カーブしてきた車に
跳ねられた。
おばちゃんが騒ぎを聞きつけ、外に出た時には
優也は救急車のタンカに乗せられたとこだったとか。
その事実を、私はお母さんから聞いた。
今思うと、おばちゃんは本当に気の毒だと思う。
自分が見ていなかったばっかりに、我が子を死なせてしまったのだから。。。