「まゆちゃん………。









優也ね――――死んじゃったんだ―――」


その時私は何の迷いもなく、嘘だと思った。



「―――――え?何言ってるの?おばちゃん……優也と遊ぶ約束してたんだよ?優也を呼んで?」



だけど、おばちゃんは声をあげて泣くばかりで……
その場に座り込んで泣いた。





嘘だ……
嘘だよ……
そんなの…絶対嘘だよ!!!


「おばちゃんのばかぁぁ!!!なんで嘘なんてつくのっ!?優也が…優也が約束破る訳ないもん!!

おばちゃんなんか大嫌いだぁ!!」



おばちゃんが嘘ついてるなんて、本当は思った訳じゃなかった。

だけど…その時の私は
そんなの信じられる訳なくて。


声をあげて泣いているおばちゃんに罵声をはき、走って家に戻った。


「うわぁぁぁーんっ――」

自分の部屋に戻って、永遠に泣き続けた。

昨日まで……あんなに元気だったのになんで!?
って。